実家の物置に、父が乗っていた原付が置いたままになっている。ナンバーは付いたまま、鍵も見当たらない。粗大ごみには出せないらしい。バイクの処分は何から始めるのか。手放し方は売却/指定引取場所へ自己搬入/取扱店へ依頼の3つで、誰が運び、誰が手続きをするかが変わります。自分で持ち込む形を選ぶなら、先に廃車手続きです。区分は排気量で3つ、窓口は市区町村と運輸支局の2つに分かれます。ここでは車体の確かめ方から廃車の窓口、引き取りの頼み方、名義が親のままのときの進め方、軽自動車税と自賠責の後始末までを順に並べます。根拠は自動車リサイクル促進センターの公開資料と地方税法です。
バイクの手放し方は3つ

先に全体像を置きます。売却/指定引取場所へ自己搬入/取扱店へ依頼の3つで、分かれ目は誰が運び、誰が手続きをするかです。値が付きそうなら売却が早く、付かないならリサイクルの仕組みが使えます。押さえておきたいのは、リサイクルで引き取ってもらうなら廃車手続きが先で、違うのは誰がそれをやるかという点です。売却や引き取りを店に頼む場合は、手続きごと引き受けてもらえることがあります。実家が遠く、平日に窓口へ行けないなら、この違いがそのまま進め方を決めます。

自分で持ち込むなら、廃車手続きが先
公益財団法人自動車リサイクル促進センターは、リサイクルの引き取り条件をこう書いています。「市区町村・運輸支局に届出・登録されているバイクをリサイクルすることはできません。(ナンバープレートが付いたままのバイクはお引き取りできません。)事前に廃車手続きを行い、廃車手続き時の書類を準備してください。」
これはリサイクルの窓口へ持ち込む場合の条件です。指定引取場所に電話をかけてから動くと、「まず廃車をしてきてください」と言われて戻ることになります。
書類にも条件があります。「なお、「所有者名」と「車台番号」の記載、および窓口の受付印がないものは、確認書類として認められませんので、ご注意願います。」
廃車手続きごとバイクショップに頼めることもある
自分で窓口へ行かない道もあります。同センターは「廃車手続きを廃棄二輪車取扱店(バイクショップ)に依頼することが可能な場合もあります。」としています。
売却の場合も、買い取る側が手続きを進めてくれることがあります。実家が遠い、平日に窓口へ行けないという場合は、この道が現実的になります。
全体は6つの段どり
自分で進める場合の順番はこうなります。
- 車体を見て、排気量・車台番号・メーカーを控える
- 値が付きそうかどうかを一度見る
- 車台番号で対象車両かを調べ、引取基準(5点がそろって一体)も満たすか見る
- 排気量に応じた窓口で廃車手続きをして、ナンバーを返す
- 受付印のある書類を持って、引き取りを頼む
- 軽自動車税の申告と、自賠責が残っていれば解約を確かめる
四輪の車が同じ敷地に残っているなら、手続きの仕組みが違います。四輪の名義が親のままのときの流れは実家の車の処分方法にまとめました。
(出典)公益財団法人自動車リサイクル促進センター:必要な書類
売れるかどうかを先に見る

処分と決める前に、一度だけ売れるかを見ます。バイクは古くても部品として使われることが多く、動かなくても値が付く場合があります。自動車リサイクル促進センター自身が、まずリユースを検討するよう勧めています。売れれば片付けの費用の足しになりますし、売れなければそのまま処分へ切り替えられます。まず1件に問い合わせるところからです。売却なら廃車手続きも買い取る側が進めてくれることがあり、負担が減ります。値が付かない前提で聞いておくと、付いたときだけ得になります。
動かなくても値が付くことがある
同センターの案内にこうあります。「年式、状態等にもよりますが、例えエンジンがかからなくても、バイクはリユース(バイクとして再利用又は部品を活用等)されやすい製品です。」
続けて「循環型社会の観点からも、リユース出来ないか、廃棄二輪車取扱店に相談されることをお勧めいたします。」とも書かれています。最初の相談先として、バイクショップが挙がっている点を押さえてください。
部品として見られる場合
車体として値が付かなくても、エンジンや外装が部品として見られることがあります。動かない車体でも、部品として値が付くかは相手で変わります。
他に売れるものの見分け方は実家の片付けで売れるものにまとめました。
買取に出すときの確認点
中古品の売買を業として行うには、公安委員会の古物商許可が要ります。買取をうたう相手なら、番号を掲げているかを見てください。
名義が親のままなら、売る場面でも所有者の合意が要ります。誰の合意で売るのかを先に決めてから動いてください。
(出典)公益財団法人自動車リサイクル促進センター:よくあるご質問/e-Gov法令検索:古物営業法
排気量で廃車の区分が3つに分かれる

自分で手続きをするなら、行き先は排気量で決まります。区分は3つ、窓口は2つ。125ccまでは市区町村、126cc以上は運輸支局です。同じ「廃車」でも、受け取る書類の名前がそれぞれ違います。実家のバイクがどれにあたるかは、車体の表示か書類で分かります。ここを取り違えると、窓口で「うちではありません」と言われます。まず自分の1台がどの区分かを確かめてください。区分が決まれば、行き先も持ち物も、そこから自動的に決まっていきます。
排気量・書類・窓口の対応
3つの区分を並べます。
| 排気量 | 区分 | 受け取る書類 | 窓口 |
|---|---|---|---|
| 〜125cc | 原付一種・原付二種 | 廃車申告受付書 など | 市区町村 |
| 126cc〜250cc | 軽二輪 | 軽自動車届出済返納証明書 など | 運輸支局 |
| 251cc〜 | 小型二輪 | 自動車検査証返納証明書 など | 運輸支局 |
表の書類名は自動車リサイクル促進センターの表記です。窓口では少し違う名前で案内されることがあるので、電話で確かめてください。
〜125cc は市区町村
原付一種と原付二種は、市区町村の窓口です。税の担当課が受け付けることが多く、ナンバープレートを返すところまでが1回で済みます。受け取る「廃車申告受付書」などが、あとの引き取りで所有者確認書類になります。なくさないでください。
126cc〜250cc は運輸支局
軽二輪は運輸支局が窓口で、市区町村ではありません。原付と同じつもりで市役所へ行くと、そこで初めて分かります。受け取るのは「軽自動車届出済返納証明書」などです。
251cc〜 も運輸支局、書類名が違う
小型二輪も運輸支局ですが、受け取る書類は「自動車検査証返納証明書」などです。車検のある区分なので、書類の名前が変わります。窓口は同じでも、手続きの中身は別物です。窓口では排気量を伝えて、必要な手続きを案内してもらってください。
自分で行くときの当日の流れ
窓口へ行く日は、ナンバープレートを外して持っていくのが基本です。当日は、申告書を書く、ナンバープレートを返す、受付印のある書類を受け取る、の3つです。
(出典)公益財団法人自動車リサイクル促進センター:必要な書類
窓口へ行く前にそろえるもの

そろえるのは車体から読み取る情報と、家の中にある書類の2つです。実家のバイクは何年も動いていないことが多く、書類が見つからないこともあります。それでも手続きは進みます。先に車体の情報だけ控えておけば、窓口でも引き取りでも話が進みます。写真を数枚撮っておくと、電話でも説明できます。必要な持ち物は窓口ごとに違うので、前日までに電話で確かめておくと空振りが減ります。ここで作った控えは、窓口と引き取りの両方でそのまま使えます。
車体から読み取る3つ
見るのは次の3つです。
- 車台番号(フレームに打刻されている番号。位置が分からなければメーカーの窓口で聞ける)
- 排気量(車体の表示、または書類の記載)
- メーカー・ブランド(タンクやサイドカバーの表示)
3つ目は、あとで引き取りの対象になるかどうかを決める材料になります。控えるときは、打刻部分を写真に撮っておくのが確実です。
家の中から探す書類
探すのは、ナンバーの登録に関わる書類です。原付なら標識の交付、軽二輪や小型二輪なら届出や検査に関する書類になります。
自賠責保険の証明書も探してください。残っていれば、あとで解約の話につながります。
家から探すものとは別に、引き取りの当日には、持ち込む人の本人確認書類(免許証・保険証等)も要ります。廃車の書類は提示するだけで、預けません。
片付けの順番は実家の片付けはどこからにまとめました。
鍵が無い、書類が無いとき
鍵が無くても、エンジンをかける必要がないので手続きは進みます。ただしハンドルロックがかかっていると運搬に響くので、運ぶ前に相談してください。
書類が見つからないときの逃げ道もあります。同センターは「証明書類が見つからない、紛失したという方は、コールセンターに連絡をいただければ、「二輪車リサイクルコールセンター確認書」という書類を発行します。」と案内しています。
ただしこれは引き取りの場面の話です。廃車手続きそのものは、窓口となる市区町村や運輸支局に事情を伝えて確かめてください。
(出典)公益財団法人自動車リサイクル促進センター:よくあるご質問
二輪車リサイクルシステムで引き取ってもらう

廃車が済んだら、引き取りです。バイクにはメーカーと輸入事業者が共同で運営する引き取りの仕組みがあり、リサイクル料金は無料とされています。ただし法律で義務づけられた制度ではなく、あくまで自主的な取り組みという位置づけです。対象も参加事業者が国内販売した車両に限られます。使うかどうかは、ほかの道と比べて決められます。窓口は2種類あり、自分で運ぶか運んでもらうかで選ぶ先が変わります。対象かどうかは、持ち込む前に車台番号で調べておきます。
メーカーの自主的な仕組み
同センターは「二輪車リサイクルシステムは、個々のメーカー・輸入事業者が自主的に取組み、共同で運営しているシステムです。」と説明しています。
義務ではない前提で書かれています。「バイクの処分方法は産廃業者に依頼するなど各種あります。二輪車リサイクルシステムはその中のひとつの制度ですので、廃棄二輪車取扱店に相談するなど、金額など比較・検討してご利用いただければと思います。」比べて選んでよい、という書き方です。
指定引取場所と廃棄二輪車取扱店の違い
同センターは「指定引取場所」を「二輪車リサイクルシステムが指定する引取窓口 全国約160ヶ所」としています。もう一方の「廃棄二輪車取扱店」は「バイクショップの中で環境大臣の指定によりバイク(廃棄物)を収集・運搬することが法的に可能なお店。全国約7,000店」です。
指定引取場所は取りに来ません。「指定引取場所は、リサイクル車両のストックヤード機能ですので、収集活動はしていません。」とあります。運んでほしいなら廃棄二輪車取扱店へ、という分かれ方です。

対象になる車両、ならない車両
対象は「二輪車リサイクルシステムの参加事業者が国内販売した車両」で、同じブランドでも「並行輸入等、参加事業者以外が販売した車両は対象外」とされています。
自転車は入りません。「自転車(電動アシスト自転車含む)、ATV・バギー車、その他バイク以外の製品は対象外です。」とされています。手放し方は自転車の処分方法にまとめました。
対象かどうかは車台番号で調べられます。対象外だと持ち帰りになるので、運ぶ前に確かめてください。
(出典)公益財団法人自動車リサイクル促進センター:費用・持込先/よくあるご質問
引き取ってもらえる状態かを確かめる

何年も置いたバイクでも、条件を満たせば引き取ってもらえます。基準は5つのパーツがそろって一体になっていることで、動くかどうかは条件に入っていません。実家の車庫で埃をかぶっている1台も、5つのパーツが残っていれば基準を満たします。逆に、部品を外して売ってしまったあとだと引き取れなくなります。手を付ける前に基準を見ておいてください。基準そのものは短く、車体の前に立てば確かめられます。判断に迷うのは、後付けの装備とバッテリーの扱いくらいです。
5つのパーツがそろっているか
引取基準は「以下の5つのパーツが残っていて、一体となっていること。」とされ、次が挙げられています。
- フレーム
- エンジン
- ガソリンタンク
- ハンドル
- 前輪・後輪
どれかが欠けていると、引き取りの対象から外れます。部品を外してしまう前に確かめてください。
動かなくても引き取ってもらえる
同センターは状態ごとの扱いも示しています。「壊れていて動かない ⇒ 自立すればOK」「各パーツがバラバラ ⇒ 一体に組上げればOK」「ガソリンやオイルが入ったまま ⇒ 漏れていなければOK」
動かないこと自体は断る理由になりません。ただし自立すること、5つのパーツが残って一体であること、対象車両であることは要ります。
取り除いておくもの
「ヘルメットや後付装備あり ⇒ 取り除けばOK」なので、後付けの装備は外します。
リチウムイオンバッテリーは別扱いです。車載のまま引き取れるのは純正品のうち対象一覧にあるものだけで、単体では引き取ってもらえません。サードパーティー品も取り除きます。
タイヤだけを外して残してしまうと、引取基準を外れます。タイヤが単体で残った場合の手放し方はタイヤの処分方法にまとめました。
(出典)公益財団法人自動車リサイクル促進センター:対象車両・引取基準
名義が親のままのとき

実家じまいでいちばん多い形です。名義は親のまま、持ち込むのは子。この場合、所有者本人でなければ進められないわけではありません。引き取りの受付に限れば、誓約の署名で進められることがあります。ただし前提になる廃車手続きで何を求められるかは、排気量と窓口で違います。責任の所在をはっきりさせる手続きが入るため、何を求められるかを先に知っておくと戸惑いません。きょうだいがいる家では、誰が署名するかも先に決めておく話になります。相続の手続きとの並べ方も、ここで整理しておきます。
所有者と持ち込む人が違うと誓約が要る
自動車リサイクル促進センターは受付手続きの説明で、「なお、所有者と排出者が異なる場合は…全責任を負う旨の誓約(署名)が必要になります。」としています。
署名するのは「所有者より廃棄及び処理再資源化等に関する一切の権限を付与された者」としてです。負うのは、所有者との間に問題が生じた場合の責任とされています。
署名できるのは、所有者から処理の権限を付与された人です。その人が責任を引き受けるので、誰が署名するかを先に決めておいてください。
管理票は現地で書きます。「管理票は指定引取場所または廃棄二輪車取扱店に常備していますので、受付時に自筆にて記入(起票)してください。」とあります。
販売会社の名義が残っていることもあります。書類に自分の家以外の会社名が出てきたら、先にその会社へ連絡してください。
亡くなっているときの考え方
所有者が亡くなっている場合、バイクは相続の対象になる財産の1つです。相続放棄を考えているなら、手をつける前に専門家に相談してください。処分したとみなされる可能性があります。判断の材料は相続放棄のデメリットにまとめました。
置いたままだと税と保管の負担は続きます。相続関係が固まらないうちは、処分の前に専門家か手続きの窓口に確認してください。
相続の話とどう並べるか
廃車手続きの窓口では、亡くなった方の名義でも手続きできる扱いがあります。何が必要かは窓口で違うので、事情を伝えて確かめてください。
相続そのものの期限と起算点は相続手続きの期限一覧にまとめました。相続関係が固まっているなら、バイク1台のために全体を止める必要はありません。
(出典)公益財団法人自動車リサイクル促進センター:受付手続き
バイクの処分費用は何にかかるか
かかるのは運搬と、手続きの代行です。リサイクル料金そのものは無料とされているので、金額の差はほとんどここから出ます。自分で運べるなら、店に払う実費はかかりません。運べないなら廃棄二輪車取扱店に頼むことになり、そこで実費が発生します。金額は車体の状態と距離で変わるため、電話で聞くのが早道です。無料をうたう業者の引き取りは、制度としての無料とは根拠が違います。費用の出どころは、リサイクル料金・廃車手続き・運搬に分かれます。
何にいくらかかるのか
費用の出どころを並べます。
| 何に | 費用の扱い | 決まり方 |
|---|---|---|
| リサイクル料金 | 現在は無料とされている | 参加事業者が国内販売した車両であること |
| 廃車手続き | 窓口の扱いによる | 市区町村・運輸支局の案内で決まる |
| 指定引取場所への持ち込み | かからない | 自分で運ぶ場合 |
| 取扱店への運搬の依頼 | 実費がかかる | 車体の状態と距離で変わる |
| 片付け業者にまとめる | 見積もりによる | 品目と数量の書き方で変わる |
当サイトは事業者ではないため、特定の店の料金は載せません。何が金額を動かすかを知っていれば、提示された額の中身は確かめられます。
無料になるのはどこまでか
原文はこうです。「リサイクル料金は 無料 です。排出者が直接、指定引取場所に持ち込めば費用は掛かりません。」
続きが大事です。「廃棄二輪車取扱店に運搬を依頼する場合、廃車手続きや廃車処理に関わる実費用が掛かります。」つまり無料になるのは、指定引取場所へ直接持ち込んだときのリサイクル料金です。運ぶ費用は別に残ります。
指定引取場所は全国約160ヶ所とされており、近くにあるとは限りません。軽トラックを借りられるかどうかが、実際の分かれ目になります。
業者の「無料引き取り」は怪しいのか
無料をうたう回収も見かけますが、これは制度の無料とは根拠が違い、買取や部品取りで採算が合うから成り立つ形です。
無料の理由を言えるかは目安の1つですが、それだけでは足りません。許可や指定の有無、費用の条件、引き渡し先まで聞いて総合で見てください。その先で適正に処理されるかも含めた確かめ方は、後半の「業者に頼むときの確かめ方」で扱います。判断の材料は不用品回収は本当に無料かにもまとめました。
(出典)公益財団法人自動車リサイクル促進センター:費用・持込先
軽自動車税と自賠責の後始末
廃車手続きを済ませないまま置いておくと、税の通知が届き続けます。地方税法は軽自動車税(種別割)を、4月1日を賦課期日として、主たる定置場のある市区町村がその所有者に課すと定めています。つまり4月1日の時点で所有者のままなら、その年度分がかかります。自賠責が残っている場合も、解約しなければ返戻金は生じません。ここまで片づけて、ようやく終わりです。手続きの時期によって、次の年度分がかかるかどうかも変わります。物置に置いたまま毎年通知が届いているなら、まずここから片づきます。
廃車しないと課税が続く
乗っているかどうかは条件に入っていません。廃車(返納)の届出をしないまま4月1日を迎えれば、動かない1台でも課税されます。実家の物置に置いたまま毎年通知が届くのは、これが理由です。
通知を放置すると督促が続きます。気づいた時点で廃車手続きに動くのがいちばん軽く済みます。
手続きの時期で変わること
賦課期日が4月1日なので、3月中に廃車が済んでいれば、次の年度分はかかりません。逆に4月に入ってからだと、その年度分は残ります。
軽自動車税には、自動車税のような月割で戻す仕組みが置かれていません。年度の途中で廃車しても、その年度分は原則として戻らない扱いです。取り扱いは市区町村で確かめてください。
自賠責が残っているとき
自賠責保険は、期間が残っていれば解約できます。廃車を示す書類を用意して、契約した保険会社に申し出ます。
残りの期間に応じて保険料が戻ることがあります。証明書が無いときは、証券に記載の会社に契約の有無を問い合わせてください。
(出典)e-Gov法令検索:地方税法/国土交通省:自賠責保険・共済ポータルサイト
業者に頼むときの確かめ方

自分で運べないときは、誰かに頼むことになります。確かめるのはその相手が運んでよい立場かどうかです。廃棄物として手放すなら、収集や運搬には法律上の裏づけが要ります。廃棄二輪車取扱店は、そこを満たしている店として案内されています。家財ごとまとめて片付ける場合は、確かめる相手が変わります。どちらの場合も、聞くのは許可や指定の有無という1点だけです。はっきり答えられない相手には、そのまま渡さないでください。
廃棄二輪車取扱店かどうか
同センターは廃棄二輪車取扱店を「環境大臣の指定によりバイク(廃棄物)を収集・運搬することが法的に可能なお店」としています。全国に約7,000店とされています。
一覧は同センターのページからたどれます。近所のバイク店が該当するとは限らないので、名前で確かめます。
頼む前に聞く4つ
電話で確かめるのは次の4つです。
- 廃車手続きは自分でするのか、頼めるのか
- 運搬にいくらかかるのか(車体の状態を伝えたうえで)
- 引き取ったあと、どこへ渡るのか
- 書類は何を用意すればよいか
3つ目を聞くと、相手の立場が見えます。答えられない相手には渡さないでください。
家財ごと片付ける場合
実家を丸ごと片付けるなら、バイクも品目に入れて見積もりを取れます。このとき見るのは、ごみが出る市区町村の一般廃棄物処理業(収集運搬)の許可、または委託の有無です。
確認の手順は実家の片付け業者の選び方にまとめました。廃車手続きを誰がするのかも、あわせて決めておきます。
やってはいけないこと
置いてくる、山道に降ろすといった形は、廃棄物を捨てる行為にあたります。廃棄物処理法は不法投棄に罰則を定めており、直接かかるのは捨てた人です。渡した相手が不法投棄をすれば、排出元として経緯をたどられます。
ナンバーを付けたまま解体するのも避けてください。廃車の届出をしなければ課税の関係が残り、自賠責も別に解約が要ります。
(出典)公益財団法人自動車リサイクル促進センター:費用・持込先/e-Gov法令検索:廃棄物の処理及び清掃に関する法律
よくある質問
本文を読んだあとに残りやすい問いへ、短く答えます。書類・持ち込み・手続きが中心です。答えの根拠は本文の各節と同じ資料になります。特定の業者名や評判は書きません。当サイトは事業者ではなく、個々の店の対応を確かめる立場にないためです。本文で詳しく扱った話に重なる問いは、ここでは短い答えにとどめました。排気量や市区町村で答えが変わるものは、どこを見て決めるかを添えています。最後の2問は、実家じまいで迷いやすい2つです。
250ccのバイクを廃車にすると何が要りますか
軽二輪の区分なので、窓口は運輸支局です。持ち物は窓口の案内で確かめてください。手続き後に受け取る「軽自動車届出済返納証明書」などが、引き取りの所有者確認書類になります。
並行輸入や参加事業者以外のバイクはどうなりますか
二輪車リサイクルシステムの対象外です。同センターは「対象外の車両は当該販売店(販売会社)に相談してください。」としています。
バイクショップに廃車手続きごと頼めますか
頼める場合があります。「廃車手続きを廃棄二輪車取扱店(バイクショップ)に依頼することが可能な場合もあります。」とされています。
指定引取場所は取りに来てくれますか
来ません。ストックヤードとしての機能なので、収集は行っていないとされています。運搬は取扱店に相談する形です。
原付を粗大ごみに出せますか
多くの市区町村では収集の対象外とされています。まず廃車手続きの窓口で、持ち込み先を聞くのが早道です。
電動アシスト自転車も同じですか
対象外です。自転車は電動アシスト付きも含めて、二輪車リサイクルシステムの対象から外れます。
廃車手続きをしないとどうなりますか
廃車(返納)の届出をしないまま4月1日を迎えれば、その年度の軽自動車税がかかります。自賠責が残っていても、解約の手続きが進みません。
(出典)公益財団法人自動車リサイクル促進センター:よくあるご質問/必要な書類
まとめ
バイクの手放し方は、売却/指定引取場所へ自己搬入/取扱店へ依頼の3つです。自分で持ち込む形を選ぶなら、引き取り先を探す前に廃車手続きになります。窓口は125ccまでが市区町村、126cc以上が運輸支局で、受け取る書類の名前もそれぞれ違います。リサイクル料金は、参加事業者が国内販売した車両なら無料とされていて、費用が出るのは運搬と手続きの実費です。名義が親のままでも、引き取りの受付は誓約の署名で進められることがあります。動かない1台を置いたままにすると、軽自動車税だけが毎年かかり続けます。次にやることを5つに絞って並べます。
次にやること
- 車体を見て、排気量・車台番号・メーカーを控える(写真も撮る)
- 家の中から、登録の書類と自賠責の証明書を探す
- 値が付きそうかどうか、バイクショップに一度聞く
- 車台番号でリサイクルの対象車両かを確かめる
- 廃車の窓口へ電話し、必要な持ち物と当日の流れを確かめる
この記事で扱わないこと
四輪の廃車手続きは実家の車の処分方法、タイヤだけが残った場合はタイヤの処分方法、自転車は自転車の処分方法にまとめています。ローンの残債がある場合の扱い、事業者がまとまった台数を出す場合の手続き、特定の業者名や評判は範囲の外です。
バイクの扱いは市区町村・運輸支局と受入先によって変わります。当サイトは片付けや解体を請け負う事業者ではないため、最終的な扱いはお住まいの市区町村と、持ち込み先にご確認ください。

